新パック感想+DTストーリー解説

新パックも出てきたので、新パックの感想。とDT関連。



今回のパックは全体的に微妙というかなんというか、カテゴリ専用カードが多い感じ。

カテゴリカードばかりなのはともかくとして、前回が汎用性が高いものが多かったのに対して、

今回は専用気味なものが多いのも影響しているんだろう。

自分はガイア及びカオソルデッキを自分で当てて組みたいから買ったけども、無理に箱で買うものでもないかも。

とはいえ、マジェスペクターがカテゴリとか以前に単体でも恐ろしい事が書いてあるため、そういう意味では強いカード自体は多いけども……。

何故かシクも含めて苦渋の決断が2枚当たった(決断になってない……)けども、フレシアとか欲しかったガイアとか当たったから良かった。



一方でどっちかといえば本命の色々なカードストーリーについては、全くといっていいほど何もない。

魔術師ストラクで他の使い魔も収録されたし、今回でプチリュウ進化体が間違いなくくるような感覚だったけども、霊使い関連は全くなかった。

というか今回OCG世界関連のカードも原作系のカード以外ほぼない上に、DT世界関係のカードも見あたらないという最近ない内容のパックだった。



色々と言われているけども、個人的には、その1つとしては近々公開される原作軸の遊戯王の映画にある可能性がありそう。

何故関係あるのかというと、DT世界の描写とかデュエルターミナルの海馬の台詞やペガサスの設定から見るに、

ペガサスが世界観をデザインし、海馬コーポレーションの協力によってできたのがデュエルターミナルという設定であるようで、

原作においてはペガサスは亡くなっており、元々のカードゲームにおいての設定も違うため、

その面で端末世界は原作の世界線では、色々とM&Wが進化しても存在し得ない可能性があるから。

カードの設定は、原作では罪人の心の闇の実体化とか神官の魂が融合し姿を変えた姿とかそういう感じのものだけど、

アニメの設定では、デュエルモンスターズの世界が存在し、精霊世界を介して遊戯たちの世界に

干渉しているというみたいな感じのものに変わっていて、大きく背景が違ってしまっている。

それはともかく、そういう事があることで、原作カードの強化が割と多い感じなので、

ペガサスが関わっている端末世界のカードや、関連性のあるウィンの使い魔のプチリュウも出なかったんだろうか。

の割にはトゥーンとか普通に出てるし、この後プロモとかであっさりでるかもしれないけど。

むしろ今回も当然のように入ってるトゥーンモンスターは一体……?



今回から一部のカードはテキスト省略で。

新カードピックアップ。

まずはストーリー関連のカードから。




《疾走の暗黒騎士ガイア》

効果モンスター

星7/光属性/戦士族/ATK2300/DEF2100

「疾走の暗黒騎士ガイア」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードはリリースなしで召喚できる。

(2):リリースなしで召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。

(3):このカードがリリースされた場合に発動できる。

デッキから「カオス・ソルジャー」モンスター1体を手札に加える。

暗黒騎士ガイア系は多いのでこれにまとめる。

基本的にガイアはこういう感じでカオスソルジャーサポートな感じ。



能力的には現在に合わせた形になってるけどもステータスは変わらないので、

召喚補助やアドバンテージ回復の効果といったもので戦いやすくしている。

色々とカードが出たけども、個人的には《カオス・ソルジャー》を強化していく方が戦いやすい感じだったので、

それと騎士系とガイアを投入してデッキを組むことにした。後は儀式魔人入れるかな。

超戦士も使えなくはないんだけども、レベルを固定しなきゃいけないため逆にガイアが使いにくくなるという

事態が発生し、除外効果付加と戦闘破壊バーンもどうも被ってる感じがある。



ガイア関連のカードは増えたけども、背景世界面での活躍などは示されなかった(原作中心や上の事情から仕方ないけども)

いつカオス・ソルジャーに生まれ変わったのかなどの疑問があるけども、彼もただの人間ではないだろうし

3種族の闘争やその後くらいのいつもの世界よりもずっと後なのかもしれない。


《熟練の赤魔導士》

効果モンスター

星4/闇属性/魔法使い族/ATK1600/DEF1600

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

自分または相手が魔法カードを発動する度に、

このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。

(2):魔力カウンターが3つ置かれているこのカードをリリースして発動できる。

自分の手札・デッキ・墓地から「デーモン」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

(3):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、

自分フィールドの魔力カウンターを置く事ができるカード1枚を対象として発動できる。

そのカードに魔力カウンターを1つ置く。

熟練モンスターの1体。

他に対してこれはデーモン全般と広がっている。



広がってること自体は、実際にデーモンの召喚しか背景世界では呼ばなかったとしても

効果はある程度融通が利くのでゲームという都合上それはいいんだけども、

デーモンの召喚は確か悪魔軍やドラゴン軍との争いの時に人間軍と戦っていたはずなので、かなり他と比べて謎の存在。

実は結構後の存在とか一人だけ敵対してるとかあるんだろうか。攻守の合計も違うし。


《救護部隊》

通常罠

「救護部隊」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを手札に加える。

(2):このカードが墓地に存在し、通常モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。

このカードは通常モンスター(戦士族・地・星3・攻1200/守400)となり、

モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。

この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

通常モンスター回収と特殊召喚を持つトラップ。

このカードも確か通常モンスター扱いのはずなので鉄壁とかあればループできるはず。



フリード軍の日常?が出てるけども、ストーリーとかは中々出てこない。

というかラーズさん妻子持ちじゃ……これがきっかけで結婚したのかな?それともこの頃の結婚感覚とか考えると



《昇竜剣士マジェスターP》

《竜魔王ベクターP》

ペンデュラムモンスター

星4/闇属性/ドラゴン族/ATK1850/DEF 0

【Pスケール:青3/赤3】

(1):このカードがPゾーンに存在する限り、

相手のPゾーンのカードの効果は無効化される。

【モンスター情報】

この世界に突如として現れ、瞬く間に世界を蹂躙し尽くした竜魔族の大群を率いる魔王。

"竜化の秘法"によって万物を悪しきドラゴンの姿に変えてしまうと言われているが、

その力の正体はよく分かっていない。

強大な魔力の源泉はこの次元のものではないとまで噂されている。

竜剣士やP関係のカード。



モチーフとしてはドラゴンクエストあたりのようで、アニメとの関連ではシンクロ次元の様子を表した感じでもある。

ストーリーとしては竜に変えられてしまった竜剣士であるラスターPが色々な場所を回り、

協力して色々な力を得て立ち向かう……っていう風な感じなのかな?

ノリとしては下の武神にも通じるようなところがある。


《武神−ヒルコ》

ペンデュラムモンスター

星4/光属性/獣戦士族/ATK1000/DEF2000

【Pスケール:青3/赤3】

(1):自分のPゾーンのこのカードを除外し、

自分フィールドの「武神」Xモンスター1体を対象として発動できる。

その自分のモンスターとカード名が異なる「武神」Xモンスター1体を、

対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

【モンスター情報】

遥か太古の昔に主神の座をかけて「武神−ヒルメ」と戦い、

死闘の末に封印されてしまった悪神。

自らの封印を解くために「ヒルメ」を操り、

禍々しき「アマテラス」を生み出して世界に闇を齎したが、

その野望は「ヤマト」たち若き武神の活躍によって潰えた。

武神のストーリー説明みたいなペンデュラム。

これに限らないけど思いっきり光属性なのに急に闇の瘴気だの出すのは何でなんだろう。

そして、それがあったとしても光属性・天使族であろう天上の神々の横暴と関係あるわけでもないので、

結局それらが危ない存在なのは変わりなく、根本的な問題が解決してない気もする。

それはともかく、この黒幕が通常モンスターと言うことで、色々言われていたアーク・マキナの謎は

これの関連の可能性も高まって、なんだかさらによくわからない存在に。





ここからはストーリー系以外のカード中心。


《Dr.フランゲ》

効果モンスター

星3/闇属性/サイキック族/ATK 300/DEF 300

「Dr.フランゲ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。

自分はデッキの一番上のカードを確認する。

その後、確認したカードをデッキの一番下に戻すか、相手に見せて手札に加える。

手札に加えた場合、次の自分のドローフェイズをスキップする。

未来のカードを今手に入れる代わりに後で手に入れられないみたいな効果を持つモンスター。



後ろのコザッキーたちの写真や名前などからコアキメイルの開発者の1人との見方も出ているけど、真相は不明。

人型のノーマルレアは結構色々とありそうなものが多いけども……?



《フレシアの蟲惑魔》

やっと出てきた蟲惑魔エクシーズ。



イラストは今までの蟲惑魔と調が違う。色々とあるんだろうけどもストーリーに関係ある系は結構こうなってるようで、

蟲惑魔もなんかストーリーに絡んできたりするんだろうか?


《マジェスペクター・ストーム》
通常魔法
(1):自分フィールドの魔法使い族・風属性モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。

ストーリーに関わってはいるみたいだけど詳細紹介はまだない、マジェスペクターの魔法罠の1枚。

風魔法使い族のサポートが増えたので、ようやくウィンをしっかりと使えるウィンデッキが組めそうな感じ。

しかしそれ以上にマジェスペクター全般がおかしく、共通効果がヤバい。

パッケージのスカーライトも全くの無力で、今回のトップのフレシアも同じ、というか下級があれって……


《EMヘルプリンセス》

効果モンスター

星4/闇属性/戦士族/ATK1200/DEF1200

(1):自分が「EMヘルプリンセス」以外の

「EM」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

アニメから見ると色々と使いやすくなった。

クロバットと合わせてセプスロみたいな事ができると思ったけども、同名縛りがあったので無理だった。

それでも闇属性戦士族でサーチ手段なども多いので、結構可能性を秘めている感じではある。

ヒグルミから展開する系のパーツの1つにもなりうるらしいけど……?


《RR−スカル・イーグル》

効果モンスター

星3/闇属性/鳥獣族/ATK1000/DEF 500

「RR−スカル・イーグル」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):X素材のこのカードがXモンスターの効果を発動するために取り除かれ墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「RR」カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを手札に加える。

(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。

●このX召喚に成功した場合に発動する。

このカードの攻撃力は300アップする。

黒咲さんが使うRRの1体。

エクシーズテーマだけど、レベル3は一体だけ渡されてレベル関連の効果はなく、専用エクシーズ先も大幅弱体化と結構ひどい調整された。

バニシングも似たような境遇だったからこれからに期待できるとはいえ、どうも調整がミスってるような。

一方でエクシーズ先の攻撃力を上げる効果はレベル3では持ってるのがいないので、以外と重宝する。

けど、うまい展開手段がそっちだと用意できないのが難しい。


《Emミラー・コンダクター》

ペンデュラムモンスター

星4/光属性/魔法使い族/ATK 600/DEF1400

【Pスケール:青3/赤3】

(1):1ターンに1度、フィールドの特殊召喚された

表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、

その攻撃力と守備力の内、低い方の数値と同じになる。

【モンスター効果】

(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで入れ替える。

その後、自分は500ダメージを受ける。

この効果は相手ターンでも発動できる。

Emペンデュラムの1体。

OCG効果は結構調整されたけども、魔法使い族ペンデュラムとしては汎用的なのでそういう系に入るかな。


《Emヒグルミ》

ペンデュラムモンスター

星4/炎属性/魔法使い族/ATK1000/DEF1000

【Pスケール:青5/赤5】

「Emヒグルミ」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドの表側表示の「Em」モンスターが

戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。

Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。

その後、自分は500ダメージを受ける。

【モンスター効果】

(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。

手札・デッキから「Emヒグルミ」以外の「Em」モンスター1体を特殊召喚する。

今回一番壊れてるとも言われているEmの……って前回もやった。

とりあえず入れる分には上手く活用できるかは微妙。(未だにあんまりカテゴリで統一してデッキ組まない)


《グレイドル・ドラゴン》

シンクロモンスター

星8/水属性/水族/ATK3000/DEF2000

水族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

「グレイドル・ドラゴン」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがS召喚に成功した時、

そのS素材とした水属性モンスターの数まで相手フィールドのカードを対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、

このカード以外の自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

グレイドルのシンクロ。のはずだけどもグレイドルじゃあんまり出すカードでもなさそう?

氷結界の方で使う事になりそうで、場合に応じて3体以上でシンクロを狙う事になりそう。

ただ採用している氷結界によってはレベルがあいにくいため、その場合は調整が必要になる。

……って自分の検討してる氷結界デッキって虎将ビートだからEXデッキ自体あまり使わないような……


《森羅の姫芽宮》

エクシーズモンスター

ランク1/光属性/植物族/ATK1800/DEF 100

レベル1モンスター×2

「森羅の姫芽宮」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。

自分のデッキの一番上のカードをめくる。

めくったカードが魔法・罠カードだった場合、そのカードを手札に加える。

違った場合、そのカードを墓地へ送る。

(2):手札及びこのカード以外の自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
植物族モンスター1体を墓地へ送り、

自分の墓地の「森羅」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

ランク1のアタッカー枠。RUMとか相手に依存せずに戦闘ができる。

効果も汎用的な効果を持ち合わせ扱いやすい。ランク1を少しだけいれるデッキではシャイニートとどっちいれようかな?


《昇天の剛角笛》

カウンター罠

(1):相手メインフェイズに相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。

その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。

その後、相手はデッキから1枚ドローし、相手メインフェイズを終了する。

今回の強力な汎用魔法罠枠。

ただ、結構万能じゃないのでどれくらい使われるかはわからない。防御手段としては間違いなく優秀なんだけど……


《猪突猛進》

速攻魔法

(1):属性を1つ宣言し、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

このターン、その自分の表側表示モンスターが、

宣言した属性を持つ相手モンスターと戦闘を行う場合、

そのダメージステップ開始時にその相手モンスターは破壊される。

アトリビュート・マスタリー》みたいな効果を持った速攻魔法。

腐りにくく属性メタができるので、とりあえずA・O・Jにでも入れて……効果被らないかこれ?



《百獣王 ベヒーモス》が《突進》のイノシシに突撃されている。

ベヒーモスもOCG世界を知る上で意外と重要な獣だったりするんだよね……。







次はDT紹介。

今回のDT紹介日記は特定のモンスターをスキャンした際に登場する、DTストーリーを再現した隠しデッキについての紹介。



DTには特定のカードをスキャンする事によって隠しデッキ(専用デッキ)が出現するようになっている。

これは一番右に出現し、条件を満たさない場合にはランダムでデッキが出るようになっているけども、

DT関連の隠しデッキは、それぞれのカテゴリのデッキも含め、スキャン条件を満たさなければ出現しない。

その中で、特定のDT関連カードをスキャンする事で登場する隠しデッキが、その中に存在する。

これは主にその時のストーリーを解説したもので、当時はストーリー展開している割にはロクに情報もなかったので

貴重なストーリー詳細を知れる手段でもあった。
現在でもそうといえばそうだけど。



基本的に補充候補モンスターはその時期に活躍とかしたと思われるカードで占められているようで、

後はスキャンカードと相性のいいものとか、そういうのもあったりするけども基本デッキによって違う。

今回はその中から、1期の5つのストーリー系の隠しデッキを紹介。






Victory of Justice



2弾〜3弾あたりのストーリー中の状況を再現した隠しデッキ。

基本的にVジャンプ応募カードのデッキは名前にVJが入るようになっている。



さてレイヴンの時にも説明した通り、Vという頭文字やレイヴンが映っているのが不安を煽る。

解説文はミスで取り逃がしたけども、初期だからか4部族が協力して侵略者に立ち向かう、くらいしか情報がない。

レイヴンの説明がないのも不気味な感じがする……?



デッキの内容は以下の通り。

条件:A・O・J サイクロンクリエイター、ジェネクス・ニュートロン、魔轟神レイヴンをスキャン

M:Xアナペレラ GOフレムベル 霞の谷の見張り番 氷弾使いレイス

S:シンクロヒーロー 量産工場

T:ミニチュアライズ





基本的にストーリーのデッキは、こんな感じでいろいろなカテゴリが入っているデッキになっている。

が残念ながら遊戯王はデュエマとかのように専用の種族などをたくさん付ける事はできないので、

基本的にシナジーはほとんどなく、事故要素が高いものばかりで使いにくい。

OCG的には《タービン・ジェネクス》的な感じで氷結界やらを全体強化するA・O・Jとか

共通テキストでA・O・Jとして扱うとかそういう効果外テキストがあればよかったけど、そういうのは全くなかった。

まあ、背景でもそこまで協力してなかったから、これはこれでいいのかも……?

逆にプトレマイオスみたいにストーリーと同じようにしたら大変なことになる例もあるし、そのあたりは複雑。

とはいえ、マジカルみたいな感じの効果作るのなら、まだ他を強化するA・O・Jのほうが良かったかな。



さてこのデッキは各陣営の通常モンスターが集められている。

クリエイターやレイヴンでこれらを捨てて、量産工場で回収というシナジーがある。

OCGでも、予想GUYとかを入れて雷神鬼とか補充要員も投入すれば、一応戦えて意義のあるデッキにはなるかな。

一方ニュートロンはデッキが固定されているので、基本的にクリエイターしかサーチできない。



通常モンスターがいない氷結界は、代わりにレイスが入れられている。

特にサポートになるカードが入ってないからこのデッキでは特に問題はないけど、通常モンスターいないのはカテゴリとしては後で響く。

しかし他がそれぞれの陣営の優秀なステータスを持つ者たちばかりの中、なぜ氷結界とつかないレイスなのかは不明。



また、DT関連の中でこのデッキだけDT隠しデッキ扱いされていない。

上の通りスキャンしたカードが条件を満たしてないときは、隠しデッキにアニメ・OCG世界のデッキがランダムで出る。

その場合はデッキ解説文が出てこず、おすすめスキャンカードとして条件のカードが表示される。

デッキによっては、この場合の方がデッキとして完成度が上がるものも多く、その方が点数が稼げる場合もあるけど、それはおいといて、

なんでこのデッキは他のDT隠しデッキと違ってランダムに出てくるのか、理由があるのかミスなのかは不明。

他のストーリー系隠しデッキはEXデッキにもカテゴリやDTモンスター縛りがあるのが多いので、それからかも。

また、これだけ補充カードが完全に固定されているのもあるかな?






すべてのはじまりにしておわりなるもの



一気に飛んで、6弾のストーリー中の状況を再現した隠しデッキ。

ワーム・ゼロをスキャンすると出てくる、ワームの最終決戦デッキとなる。



デッキの内容は以下の通り。

条件:ワーム・ゼロスキャン、他は魔法・罠およびワームまたは魔轟神を1枚以上含むDTモンスター

(DTシリーズモンスター:DUEL TERMINALで[基本的に]初登場したカテゴリとその関連カードに加え

水霊使いエリア、風霊使いウィン、マハーヴァイロ)

M:V Y X I J [R、K、魔轟神レイヴン]

S:太陽の書 ワームコール

T:(なし)



ワームが大量に入っており、ゼロの融合に特化している……のはいいんだけど、まさかの融合が入ってない。

そのため必然的に融合するためのカードをスキャンする必要があり、結果的にスキャンできるのは2枚になる。

他、融合が来ないとモンスターだらけになる、スキャンできるのが固定されてる、集めるのが大変など様々な問題がある。

ゼロを使いたい場合も、こっちのデッキじゃなくて普通のワームのデッキで使った方が安全。

ゼロ自体は、たくさんの数を融合するより2〜4種類にとどめ、蘇生や除去要員として使うのが扱いやすい。

10枚デッキ+特殊ルールでドローしてもしょうがないし。

スキャンするワームは場持ちの良いワームにしたい。また、EXには魔轟神もスキャン可能。

ただシンクロするにはレベルが合いにくいとかそういうのもある。



補充候補にはその暗躍する魔轟神のほかに、倒されたはずのキングなど不思議な補充候補もいる。

ゼロの力で復活したんだろうか。それなら更なる絶望が原住民を襲っている。







Anomaly・O・J



同じく、6弾のストーリー中の状況を再現した隠しデッキ。

こっちは現住部族側で、ワームとの最終決戦デッキとなる。



デッキの内容は以下の通り。

条件:A・O・Jシンクロモンスターから3体

それ以外は魔法・罠およびワーム以外のDTカテゴリ1体以上

M:霞の谷の戦士 氷結界の修験者 Xパシウル ナチュルロック リサイクルジェネクス [フレムベルグルニカ ジュラックモノロフ 魔轟神ソルキウス]

S:(なし)

T:サンブレ リビデ



AOJの創設者たる戦士やナチュルの顔ともいえるロックなど、色々な顔触れがそろう。

しかし、OCG的にみると地味めな感じになる。
上級クラス来てもシンクロしにくいから仕方ないけど。

またこの時代に生きてるか不明なパシウルやグルニカなども補充カードにいる。

オールスターな感じのデッキだけど、デッキ的には烏合の衆という感じは否めず、

汎用罠を中心にサポートしていく感じになる。



また、EXのA・O・Jはイマイチ使いにくいものが多い。光属性を使う相手を使うことである程度は解消できるけど、

なにをどうしても地味なマーシャルや、DTだと基本メンタルスフィアにも届かないゲイザーは

あまり役立つとはいえない。打点として考えるならなんとかなるかも。

サンブレで捨ててリビデで蘇生というコンボができるので、高攻撃力の上級をスキャンするのもいい。

ロックはそれに応じて特殊召喚され……と、理想的な感じになるはずなんだけどたまにもう片方の罠が落ちる。

ちなみにこういう系のデッキはモンスターが多くなるようになってるけど、スキャンは魔法罠でもいいので、

普通のDTデッキのようにモンスターを6枚にして、魔法罠をスキャンする手もある。

スキャンできる中にはかかしや和睦、洗脳、地砕きやサイクロンなどの優秀な汎用カードがある。



その他、このデッキや上のデッキは、DT世界関連のモンスターはなんでもスキャンできる。

まだこの時にここにいないはずのセイクリッドやヴェルズ、Sophiaまでスキャンできるほか、

ウィンやエリア、マハーヴァイロまでスキャン可能。

スキャンによってはかなり変なAOJを作って戦うことができる。



Anomalyは例外、矛盾、異質などの意味を持ち、一見普通に連合しているこのデッキには変な名前。

(普通に連合しているのが変だと言えば確かにそうかもしれないけど)

これはいろいろ設定が明らかになる中で、様々な面からアノマリーな面が明らかになる。

公式で公開された情報やら考察やらをごちゃ混ぜにしてみてみると、

1:正義の矛盾

正義の集団として創設されたAOJ。

しかし、惑星を守るのではなく兵器の開発のために敵を捕獲することだけを考えたり、

同盟外の存在を捕獲して使用したりし始めていた。

確かに生き残るためには仕方がないが、それはもう正義の集団なのか?

ジェネクスにとってはAOJもワームも侵略者として大差ないのではないか?

そう、AOJはもう、正義の集団として矛盾している。

2:例外の正義
補充候補の中にはジェネクスの一員であるリサイクルや、魔轟神のソルキウスがいる。

また、ナチュルやジュラックなども直接AOJに所属しているかは謎。

そんな例外な彼らもAOJの一員として入っている。特に魔轟神は……。

3:異質の正義
補充候補の中には、上にも書いたように、もうXXとなったのにXのままのパシウルや、

この頃には瀕死になってる可能性も半々のフレムベルなどが含まれている。

隠しデッキという都合上、物語に関係ありそうなものや単純に汎用性のあるものが入る中、

確かに汎用性はあるがこの2体や修験者が選ばれた理由とは……?






堕ちゆくセカイ



7弾あたりのストーリー中の状況を再現した隠しデッキ。

の割にはかなり背景が謎で、設定や考察が進んだ現在においても同様。

あと、VJの応募デッキだけども特にVJの要素がデッキにはないのも不思議。



デッキの内容は以下の通り。

条件:Aジェネクスドゥルダーク、魔轟神獣ルビィラーダ、ドラグニティヴァジュランダをスキャン

(他のスキャンは枚数含め問わない)

M:ファランクス ガルバス パワーコール ドゥクス [ソルキウス]

S:ジェノサイドウォー、ライボル

T:移植



ジェネクス・魔轟神・ドラグニティの3つの種族を合わせたデッキ。

と聞くと今まで見たようなただのごちゃまぜデッキに見えるが、実はかなり強い。

5D’s時代の頃のSDGPでは、このデッキが上位デッキに大量に存在した。

ケルベラル、レベル8シンクロ、レヴュアタンをスキャンし、ドゥクスファランクスからの

ヴァジュラレベル8レヴュアタンで大量に稼ぐ戦術だった。

ライボルのようないい除去カードがあることや、使いづらいジェノサイドウォーを

護封剣に変えられるのもそれを支えていた。



色々と謎が多い解説文とデッキ。

ワームを倒した後、魔轟神が本格的に征服に乗り出したのは紹介の通りだけど、

収録的には魔轟神収録→魔轟神獣収録で、マスターガイドやジュラックインパク

見てもそうなんだろうけど、この解説だと、魔轟神獣が魔轟神を

復活させる役目を持っているように書かれている。

また、オーバーレイガイドにはワームの混乱を収束させたジェネクスと書いてある。

割と謎の存在のドラグニティにジェネクス、魔轟神獣という謎の組み合わせなのも気になる。





[画像なし]
トリシューラの咆哮!!

魔轟神に対抗するため、氷結界たちは多大な犠牲を払いながらも、かの地に封印されし古の[ドラゴン]その最後の1体を目覚めさせてしまう!
しかし永き刻を経て蘇った[トリシューラ]は、全てを破壊しつくさんと暴走するのだった…
はたして、この世界に 再び平和が訪れることはあるのだろうか?彼らの戦いはまだ終わらない―


8弾のストーリー中の状況を再現した隠しデッキ。

氷結界の3龍をスキャンしろというケンカを売ってるような出現条件で、

1回100円でウルトラの確率と当時のEXの余裕を考えるとどういう手を使っても揃えるのは大変で、

公式設定などを普通に公開させない鋼の意思を以下略



デッキの内容は以下の通り。

条件:氷結界の3龍スキャン、それ以外は魔法・罠およびワーム・魔轟神以外のDTシリーズから1体以上

M:氷結界の守護陣 ナチュルフライトフライ ドラグニティブラックスピア 氷結界の封魔団 [ドラグニティレギオン フレムベルアーチャー Aジェネクスチェンジャー]

S:最終戦

T:混沌の落とし穴 リビデ



Anomalyの時とモンスターのノリは同じだけど、EXデッキのモンスターはスキャンの関係上、強力なものがそろっている。

代わりに、魔法罠に不安が残る仕様になっている。最終戦争とか手札の枚数も少ないのに……

前はブラホとかあって強力だったけど、現在だと使うのは結構厳しい。

混沌の落とし穴は煉獄の代わり?



多大な犠牲を払ったとあるけど、これは内部抗争の事を示してるのか術式の解除のために

他の種族が防衛して犠牲になったのか、詳しいことは不明。

まあすぐに魔轟神を殲滅したんだから犠牲の価値はあった。が……

しかしこれだと目覚めてすぐ暴走したように見える。

てかこの打ち切り間満載の最後の文……





1期の紹介はこれで終了。

次は2期の原住民たちの紹介になるかな。