フレーバーテキスト日記1

アメリカ(の一部)でDTの新しい弾が出たみたいなので、色々とチェック。

あっちでのターミナルはどうなってるんだろう。
隠しデッキとか出てくるなら解説とか気になる。

ちなみに向こうでは1回50セントだとか。

やはり気になるのは《ヴェルズ・ヘリオロープ》のテキスト。

調べてみたところ……以下の通り。





.ytilaer a maerd rieht ekam thgim yeht taht os ydob a rof gninraey ,sluos mrawsleetS gniregnil fo sthguoht eht era esehT

"!etanimretxE !etacidarE !etanimilE"



ちゃんと英語版でも反対になってる!

とりあえず反転してみる。



"Eliminate! Eradicate! Exterminate!"

These are the thoughts of lingering steelswarm souls,

yearning for a body so that they might make their dream a reality.



こうなるのか。

英語版のフレイバー・テキストは日本とは違った情報がある事も多く、

書き方も言語の都合上違う感じになっているのが多い。

たとえば、日本のテキストでは「○○な△△。××して攻撃する」というテキストが、

英語では「このモンスターは○○な△△である。××する事によって攻撃を行う」

のような感じになっている。

日本では主語を省略したり、モンスターが喋ってるかのようなテキストにできるけど、

海外では主語を指定して説明しないといけないためこういう違いになる。



ちょっと翻訳……の前に、これから先もこういう機会があるので一応注意。

このブログ(サイトも含め)の翻訳は基本的に殆ど意訳なので注意。



何故かというと、大学生なのに関わらず単純に私の英語力が落ちてるというのも原因だけど、

(ゲームに良く使われる単語やら、変わった熟語やらトリビア的な英語やらを調べすぎた)
まず英語だけに限定しても文化が違うのでニュアンスが違ってくる事が多いのが理由。

英単語の一つにVindicateというのがあるけど、

これは裁判大国のアメリカだからこそ(個人的な感想だけど……)の単語で、

日本語に直そうとすると上手く伝えるのは難しい。

ちなみにこの言葉の意味は、
「非難の不当性を立証する」「潔白を証明する」「その権利や行動が正当であることを示す」といった感じ。

これを《名誉回復》と訳したのがあるけど、名詞として簡潔に書く場合は悪くない訳、と思う。

ちなみに《レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト》の英語名にはこれが使われている……とんでもない誤訳。



あと、「生きた英語」がわからないというのもある。

辞書に載っていない若者言葉、というのもあるけど、それ以前の問題として、

日本での英語のテストでは二重丸をもらえる文章でも、ネイティブには不思議な顔をされるという事も少なくない。

英語が得意な日本人が英語の歌詞を作っても、
文法上はあっていても適切じゃない、実際はこういう文法で書かないなど、色々と上手くいかない。

これは逆の立場でも同じで、外国人が着ている日本語が書かれた服の、

こっちから見ると意味不明な文章を見ることがあるけど、アレがあちらにもあると言う事。

今有名なのがSuperDryの「極度乾燥しなさい」という凄まじい誤訳。

また手元にあるこの中国の日本ファッション雑誌にも、

「いきいきな達人の自家の秘訣」「今の秋のニットの流行っている風向」と意味不明の言葉が並んでいる。





そんな訳で前置きの後に翻訳。



"Eliminate! Eradicate! Exterminate!"

These are the thoughts of lingering steelswarm souls,

yearning for a body so that they might make their dream a reality.



意訳:

「抹殺せよ! 根絶せよ! 撲滅せよ!」

これらはインヴェルズの残留思念の思想、彼らの夢を現実とする為に体(遺体?具体化?)を切望する。



何回か訳してみたけど、どうも日本版のテキストと合わせようとして変な感じに何度もなった……
特に3行目をどう訳そうか迷った挙句にこんな感じに。

破壊破滅終焉を求めるために、まず体を求めるという意味かな?

ただヘリオロープ自体は邪念が形になっている訳で、これだとちょっと海外に設定が伝わらないような。

しかしそもそも海外でまともにDTの設定が見れないため、それを兼ねての説明なのかもしれない。

それかこれ自体は残留思念で、ヘリオロープが新たな体を求めてるのか。

Bodyを根幹、mightを力と見て「抹殺根絶撲滅を求める、そして彼らの力はそれらの夢を現実にする」とか、
そんな感じに訳してみたけど何か違う気もする。

そもそもmightを使う意味が良くわからない……文章構成苦手だ。

調べたらso that S mightで「Sが〜できるように」って意味なのか。

受験でも使う表現らしいけどわかんなかった……覚えておこう。





1体だけじゃすぐ終わってしまうので、他にもDT通常モンスターを2体。

《A・O・J クラウソラス》のテキスト。



A mighty monster in Mist Valley,

and the ultimate weapon designed from Claiomh Solais.

Its surprise attacks from above baffle invaders.



意訳:

霞の谷に生息する強力なモンスター、そしてこの究極兵器はクラウ・ソラスから設計されている。

高所からの奇襲攻撃は侵略者を困惑させる。



このテキストだと住んでいるクラウソラスも設計されているように聞こえるのは気のせい?

しかし究極兵器か……どちらかというと実戦に大量投入される兵器に見えるけど。





最後は《ジェムナイト・クリスタ》



A Gem-Knight officer of high rank, who has optimized the use of the crystal powers.

Despite his ability to overwhelm most opponents,

he's wary of stretching himself too thin,

and opts for solidarity with his comrades.



意訳:

クリスタルパワーを最大限に使う、高い地位に在るジェムナイト幹部。

彼の能力は多くの相手を圧倒するにもかかわらず、

彼は用心深く、背伸びをしている(無理をしている)と思っており、

仲間達との結束を選んでいる。



だいたい日本版と同じ感じ。

十分な力があるのに用心深いという説明がされた事により若干フォローされてる感じがする。





土日はリトルバスターズのアニメやら遊戯王2つやらと忙しくなりそう。