海外で発表された、モンスターや背景世界等の設定(コアキメイルやライトロード等)

(09/25 出展を追加しました)
長い間溜まってたアニメ日記を更新しようかなー、けど更新すると一番上に来て色々書いたDT日記が下になっちゃうし

アニメ日記たいした事書いてないからどうしようかなー、とか思いながら霊使いSNS(フォーラム?)を眺めていたら、

何か凄い情報が載ってて、そこから検索していったら色々な設定がある事がわかった。

アニメ日記と同時に更新。



アメリカ等ではSNS・フォーラムが活発で、遊戯王だけでも色々な交流サイトがある。

プレイヤーはそこでデッキを相談したり、雑談したり、情報について話し合ったりとしている訳だけど……

そういった場に、コナミの社員が来る。

Pojoというサイトがあり、調べても良くわからないサイトだけど、

とりあえず多くのアニメやゲームのスレッドとかが立っていて、遊戯王も活発なサイト。

そしてそのサイトにコナミの社員が書き込み、パックに入るカードを公開したり、質問に答えたりという事を行う。

(……日本もやれよ)

その中で、社員に質問をするスレッド等もあり、そういった場でも他の場でも社員が質問に答えてくれる事もある。

ログを巡って見ると、社員がカードのストーリーについても答えているレスもある事が判明した。

そんな訳で色々と見て見たけど英語だらけで解読が難しいので、とりあえずリンクが貼ってあるのを探して、

そこだけを見て見る事にした。
たとえばこんな感じのところとか。



今回は、一部の意訳できた所を紹介。

ただ繰り返しになるけど意訳な上に、今までのテキストと違って本場の長文の英語のため、

あまり訳しきれない所もあったので、今まで以上に翻訳がおかしいところがあるかもしれません。

あと横に長い文章は無理やり改行したので微妙におかしくなっているかもしれません。

もうちょっと上手い訳ができそうなところがあればお知らせ下さい。

なお、出展は全部Pojo

《悪魔の偵察者》の英語名は《Hiro's Shadow Scout》になっていて、悪魔が「Hiro」という謎の固有名詞となっている。

「Hiro」とは誰か、との事について、社員(当時はUpperDeck)はこう言っている。


Oh, Hiro is somebody alright - but he's never appeared on a card.

Let's just say he's associated with Kozaky.

Who is Hiro?



(意訳)

「Hiro」は確固としたキャラクターです──ただし彼は今だイラストに描かれた事はないですが。

一つ言える事は、彼は《コザッキー》と関わりがある人物という事です。



ちなみに、この回答が書かれたのが2006年1月。

この3年後にコアキメイルが登場し、コザッキーたちも再びイラストに描かれるようになった。

《鋼核合成獣研究所》には、コザッキー、《魔導サイエンティスト》、そしてモンスター等になっていない男性が描かれている。

という事は、この男性が「Hiro」である可能性は結構高そう。



そして、「コアキメイル」の製作秘話について、英コナミの社員はこういっている。


So, the KM are genetically engineered creatures designed by mankind in collaboration with Kozaky,

a scientist who had fled the Dark World and sought sanctuary in the plane of existence where mankind is assumed to exist.

He works with Magical Scientist and The Other in a lab, part of which is seen in the KM Field Spell.

One day a shooting star landed nearby, causing a massive crater to form.

At the center of the impact was the Iron Core of Koa'ki Meiru,

an alien relic that immediately began to convert the surrounding area into a defensive shrine as seen in Core Reinforcement.

Realizing that something that can generate that sort of structure out of the base materials in the earth

in such a short timespan must have incredible power,

they bashed up the shrine and took the Core back to their lab and started using it to genetically engineer war machines

to help mankind survive in the impending war between the Dark World and the Realm of Light.

コアキメイルのストーリー



凄いストーリーが書かれてるのはわかるけど、こうしっかり英語で書かれると翻訳するのが辛い……

ちゃんと翻訳し切れてないのでミスがあるかも。

*KM=コアキメイル



(意訳)

コアキメイルは、人類とコザッキーとで共同開発された、遺伝子工学によるモンスターたちです。

彼は、(魔界?暗黒界?)から脱走し、人類が存在しているとされる地へ避難してきました。

彼は魔導サイエンティストやその他の研究者と研究室で働きます。

その様子は、コアキメイルのフィールド魔法(《鋼核合成獣研究所》)で見られます。

ある日、流星が近くに衝突し、巨大なクレーターを空けました。

そのクレーターの中心に、《コアキメイルの鋼核》はありました。

この「宇宙の遺産」は、すぐに周囲を守備的な聖域(シェルターみたいなもの?)に変えてしまいました。

その様子は《コアの再練成》において見られます。

彼らは、大地の母材(自然物質?)から短時間でこのような構造を作り出すことができるこの「何か」が

信じられないほどの力を持っているに違いないと確信しました。

彼らは聖域を打ち壊し、その鋼核を彼らの研究室に持ち帰り、遺伝子工学による戦闘兵器に使い始めました。

間近に迫った(魔界?暗黒界?)とライトロードの戦争で、人類が生き残るために。



「Dark World」が魔界・闇魔界・暗黒界のどれを示しているかは読み取れないけど、

最近のカードは魔界=UnderWorld(デスガイド)になってるから、これは暗黒界でいいのかな。

さて、コアキメイルは人間の世界に亡命してきたコザッキーが人間達と共同開発した兵器みたいだけど──

マスターガイド3の解説と違うじゃないか!

ただイラストとかを見ると、マスターガイドの解説よりこちらの解説の方があっている気がするし、(《コアの再練成》とか)

こちらは開発部署またはそれ関係の社員が書いている文章だから、こっちの方が信頼できそう。



宇宙から落ちてきた物質を解析して強力な兵器を作るというのが、なんとなくDT世界のA・O・Jの開発に似ている。

いわば、OCG世界における《コアキメイルの鋼核》は、DT世界における《A・マインド》のような存在だったのか。

そしてコアキメイルは、暗黒界とライトロードの戦争で、人間達が生き残るために開発されたようだ。

コアキメイルが、光属性と闇属性のメタとなる効果を持ってるのもそれからか。(ここらへんもA・O・Jに近い)

…………

……

えーと、それぞれの設定はっと。


「ライトロード」は正義を行う集団である。
(中略)そこで彼らは悪しき者を封滅し、何も残さず去っていくのだ。

見た目は怖いけど、本当は優しい。
モンスターを外見で判断しちゃいけないぜ! その代表的なモンスター達が「暗黒界」の戦士達だ。

※どちらもマスターガイドより


……これ、完全に人間にとってライトロードの存在ありがた迷惑じゃないか!

悪しき者を滅ぼそうと《ジャスティス・ワールド/Realm of Light》から時空を超えてやってきてるわけだけど、

「何も残さず去っていく」ってそういう意味か!?

魔界の者達だけじゃなく、人間すらも平気でぶっ壊していくライトロード、いや〜さすがは正義の集団だな〜



「魔界」というと凄く恐ろしく思えるけど、少なくとも暗黒界は紹介の通り少なくとも邪悪ではなさそうだ。

また《切り込み隊長》がコザッキーに《大木人18》を提供している事から、魔界に人間が入ってもそこまで問題はなさそうだ。

前は冥界との大規模な戦争はあったけど、それらを見ると最近は問題はないみたい。

さてそんな割と平和な世界の中、急に正義を施行するために現れたライトロード。

人間は彼らとの戦争で生き残るため、光属性のメタとなる兵器を作る。その協力者はコザッキーなど魔界から逃げてきた悪魔、

そして魔導サイエンティストのような闇属性がいて、自分の身の危険を顧みずに兵器を作る……という事になるけど、

人間達に自分達に対抗する兵器を作られてる辺り、ライトロードの正当性にはかなり疑問が残る。



人間達に嫌がられてることからして人間が呼んだわけでもないみたいだし、魔界の住人が呼んだわけでもない。

……とすると、残りのライトロードを召喚した奴らってのは天界あたりしかない。

そういえば武神のストーリーにも、天上の神々の横暴で荒廃した人間界の姿ってのがあったし、

そいつらが呼んだってのも別におかしくない話だし……。



マスターガイド3の記述でもちょっと怪しいし、前からX−LAWSみたいな奴らとか言われてたけど、

ここまで独善的だと流石に引く……けどアメリカではやっぱりウケるんだろうなあ。





ライトロードと言えば、他にこんな質問があった。



Q:ジェインと《大天使クリスティア》は男性ですか女性ですか?



──の質問に対し、コナミの社員はこう答えている。



(意訳)

えーと……ジェインとクリスティアは……綴りはどっちも取れるようにするのが精一杯でした……

《エンジェルO7》と《テュアラティン》は無性ですよ。



……これに限らず、海外で販売する際に海外の開発班に名前や性別などを伝えていない事は多いみたい。

まあMTGでも翻訳ミスとかは多いからそこはしょうがないのかも。



しかし、まだ問い詰めが続き、それに対してこう答えられている。


You... I guess there's a way to check... Raiden knows all about it.

His frequency is... uh... on the back of the box.

ジェインとクリスティア

(意訳)

私はジェインやクリスティアの性別について、チェックする方法があると思います……

「ライデン」が全てを知っています。彼の頻度は……えーと……パッケージの裏です。



ライデンって誰だ……ライトロードや天界の関係者?

知ってるのか雷電みたいなネタが使われてるの見るけどアメリカでもそのネタあるのかな?

とにかく、彼が性別について知っているみたい。



他には魔導書関連も。


It was once a normal wizard who gained immortality from the Spellbooks,

but now has to keep consuming their magickal energies to stay alive.

Thousands of years of subsisting off magick alone, long after your natural lifespan,

not to mention whatever spell made him immortal in the first place,

has a tendency to turn people into horrifying hate monsters.

Every Prophecy monster uses the Spellbooks in a different way.

The Destroyer's way is "food".

ディアールについて



(意訳)

彼はかつて、魔導書から不死の力を得た普通の魔術師でした。

しかし今は、魔導書から激しい魔力を供給しなければ生き続ける事ができません。

人間としての自然な寿命の後、魔力だけで生きる数千年ほどの長い間の中で、

最初に彼を不死にした魔法は、後に彼を人々から恐ろしい憎まれる怪物に変えたのは言うまでもありません。

他の全ての「魔導」達は異なる方法で魔導書を使います。

ディアールの使い方は、「食料」です。



例によって設定の割にデメリットとかがないのは神判その他と同じ。

しかしこの設定を見ると、魔導書自体は数千年前からある事になる。(数千年というのが比喩の可能性はあるけど)

食料と訳して魔導書をガツガツ食べるディアールを想像して和んだけど、さすがに物理的にじゃないよね……。

いやでも除外してるしその名の通り食べててもおかしくはないか。





こんな感じで、海外からも設定が垣間見れる事がわかった。

ドラゴニック・レギオンの解説はちょっとアレだったけど、炎星の設定とか海外で説明されてたし面白いものも多い。

海外の解説にもこれから期待がかかる。