遊戯王−映画とか

前回からいったんDT日記を途中にしてOCG世界観の日記を書き始めたのはいいんだけど、
案外色々とまとめてみると書く事がやけに多くてこれはこれでかなり大変になりそう。

基本的な事や他の世界との違いなど、色々書くと世界観の説明の前から色々と書く事になり、

しかも他みたいに画像で文字ばかりの内容を補足したり気分転換させたりといった事ができないので、

けっこう大変。何回かに分けて書くのは決まりとして、最初に何を説明するかな。





1ヶ月で映画などに関するネタバレ解禁という事で、映画の感想。

感想といっても文章にしてあれはこうだったと書けるような内容でもなかったので、

他の日記のように、モチーフとかそういうのに触れた、ざっくりした内容。

今までで4回見に行きガイア・レモン・マハード×2で3回目はH宮田と見た。

ついでに連れられてキンプリも見た。なんか凄いらしいから応援上映で見たけど実際凄かった。1時間で凄いエンタメを描けるんだなと思った。



今回の映画は原作の続きという事で、割と遊戯王知らない時代も見ていたアニメに比べると、自分はちょうど連載している小〜中学校時代にはジャンプとかは読んでなかったので、
遊戯王始めてからちょくちょく買っていても全部読んでたわけではなかった上にネット公開もすぐに終了してたので完全に全部の知識が入ってたわけではないけども、それでもかなり遊戯王らしいと感じるものだった。





今回の全体的なテーマを見てみると、結構霊使いRPGで書きたい事とそれなりに被ってしまったような感じもある、と最初は思ったけど、

そもそもこの劇場版もゼアルのランクアップやアストラル世界と似たような設定だと感じた人もそれなりいるようにモチーフとしては近く、

(というか、原作のそういった土台があるからこそ、アニメやGX以降もそういったモチーフや元ネタを使っているといった方が適切かな)

アークファイブの細かな名前や切り札も、それらをなぞらえたようなものが要所に見られる。

(ついでに言えば映画決まってからの通常パックの傾向のうち、メタファイズシリーズもそのノリで作られたシリーズなんだろうか)

同様に霊使いという存在のモチーフも、原典的にはそういったものと同じなので、

ある意味被るのは当然であって、内容が別に同じな訳ではないので特に何か変更する、って事もないはず。

むしろ霊使いRPGと打ちながら結構勉強が足りてなかったみたいで、結構あやふやだったのが今回の映画で

次元上昇などのワードを知った事で、ようやくキャラの目的とかを固める事ができたので、そういう意味でも良かった。



次元上昇とクリスタルの関係など、色々と出てくるキーワードの関連性などは色々とあるんだけども、

内容が微妙にデリケートなものが多い事や、書いてたら色々まとまらないので、他にスピリチューアルな話題を纏める時や、

霊使い関係の解説をするときに、触れていくことにしよう。





デュエルに関しては、原作という枠ながらテキストは9期となっている、魔法罠を2度以上使えるなどで販促という面でも仕方ない面はあったんだろうけど、

逆に考えると原作宇宙ではああいった方向にデュエルが進化した事でルールも改正され、ああいうテキストになった、と考えるとそれはそれでいいのかもしれない。

昔のカードは使えないんだろうかとか色々と思うけど、そこはKCの科学力でどうにかしてくれるんだろう。





原作宇宙といえば、パンフレットにも合った通りマルチバース理論が語られていたけども、これをどうするかが問題となる。

これは原作者がこう言う事で、原作とアニメでは宇宙が違いますよという事で原作の世界観を守りつつアニメの世界観も尊重できる一方で、

他の場合には設定とかがおかしな事への回答として使われかねない可能性もあり、

キャラの設定と全く違うような言動・性格の創作とかもにも言えるけども、それよりなにより公式設定で、

マスターガイドや他の公式設定解説で明らかにおかしいものも、後からこれはマルチバースで違う宇宙なんです

なのでどっちの記述も正しいですみたいなこと言われる可能性があり、

それだと考察もキャラを活かすも何もなくなってしまうので、その辺は問題がある。



一方でこの理論は元々どのくらい組み込まれて考えられていたのかという面では、そのあたりはあまり気にならず、

むしろ違うという点で考察を行う事ができる。

例えば何回か話題にしているグレファーの場合だと、色々いるグレファーが全て異次元の存在というには無理があり、

ダークとダイが一緒にいるけどデイは漆黒の魔王と出会っていたりと、当初の運命の分かれ道の状況とは会う者が異なっている。

更に、正しい道のはずのドラゴン・ウォリアーは他と映ったイラストはグレファー、戦士軍両方にもない。

のでこの場合は異次元同士というよりはマルチバース理論の如く宇宙が違う可能性もあり、それをカード化できるという事は、

その違う未来の可能性を観測できる存在があるなど、世界観という面よりもっと引いたような創造的な視野になってくる。

ただこの方面は考察するにしても(そういうのが元々ある端末世界を除けば)無謀な考察になる上に、

じゃあいつものイラスト出てる「メインの世界」はどの世界なんだとか、どうやって見分けるんだとかなってしまうので、

実際に紐解いていくのは困難な話でもある。



あとは今回の映画用に作られた原作リメイクカードはどう扱うかも、モンスターを扱う創作をする上では各人が悩むところ。

ガイアロードとかはOCG世界の存在だとしてもそうでないとしても、攻撃モーションが参考になる位の話で済むし(特にガイアはカオスソルジャーの事もあるし)、

他のも成長や修行した姿って事で済ませられる変化で、

マハードは次元領域という中で千年アイテムの暴走を止めるために一時的にカードになった的なのが考えられるのでいいけども、

マジシャン・ガールは新しい存在が急に出てきているので、扱いが困る軍団になっている。

(そもそも割とブラマジ関連は黒衣の大賢者とか黒魔導の執行官とかトルンカの存在もあってOCG世界でも割と謎だけど)





暗黒騎士ガイアに無限ループで負けた後に藍神が千年リングの影響もあって、暗黒暗黒言い始めてしまったので、

暗黒騎士に負けたから暗黒次元に目覚めたように思ってしまった、

とはいえガイア意識というように転生や覚醒など、言葉的な意味では単なる偶然ではないみたいなので、

ガイア本人とは直接関係ないとはいえ、ある程度は狙ったものなのかもしれない。





後は前にも話題に挙げたように、端末世界はアニメの海馬や生きているペガサスが関わって作り出された世界であるために、

前日談のTRANSCEND GAMEにおいても、こちらの世界でいう比較的最近(といってもゼアル初期のカードが多かったけど)けども、

DTのカードはDT内で使えるカードを含めてもなかった。

その中にはエクシーズに関わる効果を明確に持つ《オーバーレイ・オウル》もあったので、原作世界においてもエクシーズが出来上がっているようにも思えるけども、

他のカードに比べてかなり見辛いため、本当にこのカードかは断定できず、適当に比較的最近なカードを設置したら置いてしまった可能性も少なくはない微妙なラインでもある。

映画内でもエクストラデッキとなっていたので、存在はしているけど使われていない状態なのかもしれない。

実際の所今回は融合や儀式の強力さが原作のテーマもあってか強く、基本レベルが揃わなかったりエクシーズしない方が強い盤面も多かったり。



次のパックからは原作関係のカードのリメイクカードも終わった事で、これまで1回限りで収録がされていなかったテーマの

カードが収録されるなどここ1〜2年の傾向とは違うような流れになっていて、DT関係のカードが収録されるかもという話もあるようなので、
映画もかなり面白かったけど、映画が終わってからのパックも楽しみ。

がしかし、映画の出来がかなり良かったせいか、対比して最近のアークファイブやOCGカードへの関心が薄まってくのが否めず、

何かアマゾネスだかが出るとか何とかの所から録画が溜まり始めている。

カード自体はOCG世界に関わるイラストのも出てきているようなので、そこらへんはチェックしていこうと思うけど、今後どうしようかな……。

あと映画とその名の通りリンクするはずだったデュエルリンクスももう6月なのに音沙汰がないんだけど……。

そんな感じで不安と不安と楽しみを抱えながら(遊戯王に関してはいつもの事だけど)続報を待つ。